ゆかり’Sヨガはアイアンガーヨガです。アイアンガーヨガについてはこちらをご覧ください。
ゆかり’Sヨガの特徴
正しい姿勢でやるって、どういう意味?
アサナ(ポーズ)からアサナへと、フロー(流れ)でやっていくヨガが多いですね。先生のアサナを見よう見まねでついていくクラスが多いのではないでしょうか。アイアンガーヨガはアサナをフローですることもありますが、ひとつひとつのアサナを、きっちりと正確ですることを目指します。たとえば最初にする「Sukhasana(あぐらのポーズ)」でも、きちんと正しい座り方から始めます。その時に膝があがってしまう人はブランケットを巻いて調整するように指導します。そうやってプロップ
(補助用具)を使うことで体を痛めることなく、正しい姿勢を取り、たとえ身体が堅い人や初心者でも、そのアサナからもたらされるベネフィットを得ることができます。そして使いやすい筋肉だけを使うのではなく、ふだん使っていない筋肉を使わせるようにしていきます。やりにくいことをやるのが、ヨガです。正しい姿勢こそが、身体を整えていってくれるのです。
ヨガで身体が変わるって、具体的にはどういうこと?
私自身が、その良いサンプルです。私は側弯症で背骨が曲がっていて、そのために腰痛で15年以上苦しみました。当時はヨガのインストラクターをしながらも、例えば、後ろに反る姿勢で、腰が伸ばせていませんでした。それが美しいポーズだと思っていたからです。それがアイアンガーヨガの先生に出会い、その時に初めて、自分の腰を伸ばしていなくて、反り返って縮めていたことがわかりました。正しい姿勢を学んでから、腰痛がウソのようになくなったのです。使いにくい筋肉を使えるようになったからです。また、かつての私はO脚でした。日本人には多いものとして、あきらめていたのですが、これも正しいアイアンガーヨガの脚の使い方で直っていくのです。アイアンガーヨガのメソッドを続けてやっていけば、多くの身体的なアンバランスは是正されていくはずです。
ヨガをすれば、痩せられる?
ヨガは痩身のためのメソッドではありませんから、「痩身目的」のためにするのであれば、お勧めしません。しかしながら、
結果として痩せることはあり得ます。私自身がかつてはUSサイズ14号だったことがあります。そこまで太らないためにいつもジムに行ってダイエットに励んでいましたが、常に体重と体型の戦いだったのです。それがアイアンガーヨガを始めてから、するすると体重が落ちて、細長い体型になっていったのです。いったいなぜヨガで痩せるのか。その理由は、いろいろありますが、主にインナーマッスルである遅筋を使うことにあります。遅筋が脂肪をエネルギーとして燃焼するからです。また内臓をひねるポーズが多いのも脂肪を燃焼するのに役立ちます。(詳しくはMEDIAの「週間NY生活」の連載をご覧下さい。)参考までにいえば、私はベジタリアンではありません。ヨガのインストラクターがベジタリアンだから痩せているというわけではなく、筋肉の使い方にカギがあるのだということを、ぜひ知っておいて下さい。
ミドルエイジになってからでもヨガは効果ある?
多くのスポーツでは、ピークの体力が決まっていて、年齢技術のピークに達したら、あとは衰えていくものです。ところがヨガは違っていて、たとえ大人になってから始めても、その時の自分よりは前に進んで、伸びなかったところも伸びていきます。
私自身、2006年からヨガのインストラクターをしながらも、今もなお昨年よりもさらに伸びるようになったところや、よりできるようになったポーズを発見しています。歳をとっても、終わりのない前進が、ヨガなのです。
ヨガはストレッチするためのもの?
ヨガのアサナ(ポーズ)は本来、ずっと座禅して瞑想していられるようにするための準備運動で、身体の筋肉を柔軟にして、
体幹を鍛え、偏ったところがないようにしていくものです。つまり単なるストレッチではなく、最終的には瞑想して三昧を得て、解脱するための課程です。ですが、たとえ初心者であっても、胸をひらくことで気持ちが明るくなる、バックベントをすることで解毒できる、捻ることで内臓脂肪を燃焼する、といった数々のメリットがあります。4000年の歴史をもつヨガですが、いろいろな健康法が流行っては廃れていく中で、効果があるから現在まで続いているのです。ちなみに現在まで残っているアサナを系統立てたのがB.K.S.アイアンガー師です。胸を開いてみれば、姿勢によって気持ちも前向きに変わるものです。身体と心はひとつのもの。初心者であってもたくさんのベネフィットがあるのが、ヨガなのです。
忙しいので、週1でも効果はある?
もちろん週1でよいので、ものは試しでトライしてみて下さい。オンラインのクラスを始めて、良かったことは、生徒さんにとってはクラスに来るための行き来の時間をなくせること。そして時間の都合さえ合えば、国境もなくどこに住んでいてもクラスを受けられることです。忙しければ、週1でもちろんかまいません。少しずつ身体が伸びる気持ちよさを感じられるようになったら、もっと頻繁にしたくなるかもしれません。身体を伸ばさないと気持ち悪いと感じるようになったら、しめたものです。身体を伸ばすのが気持ちいい、その心地をまず味わってみて下さい。
アイアンガーヨガについて
アイアンガーヨガは、B.K.S. アイアンガー(Iyengar)師によって系統立てられたヨガのメソッド。
一つ一つのアサナ(ポーズ)を正確にすることによって、アライメントを整え、身体の使いやすい筋肉だけを使うのではなく、普段使っていない筋肉を使わせるようにしていきます。身体を傷めることなくポーズを正確にするために、ブロック、ストラップ、ブランケットや椅子などのプロップス(補助道具)を使うこともあります。
広く普及している全米ヨガアライアンスの指導者養成期間が大体数週間であるのに対し、アイアンガーヨガは2年以上の訓練を要し、アイアンガーヨガ協会から認定された指導者のみアイアンがーヨガを教える資格があります。
1966年に出版された、B.K.S.アイアンガー師の著書「Light on Yoga(ハタヨガの真髄)」は、23カ国語に翻訳され、欧米にヨガが普及するきっかけとなりました。ヨガのバイブルとも言われています。
私は側弯症で背骨が曲がっていて、そのために腰痛で15年以上苦しみました。あらゆることをやっても腰痛が再発していましたが、アイアンガーヨガを続けることで、正しい姿勢と正しい動きになっていき、側弯症ではあるが腰痛はもう10年以上ありません。気が付いたら、便秘、冷え性、生理痛、肩や首の凝りがなくなり、ダイエットをする必要もなくなっていました。