ブログ投稿カテゴリ: 脚&足

独立記念日のJuly 4thはいかがお過ごしでしたか?
NYはMacy’sの花火が完全復活!(去年は人が集まるのを防止するために事前告知なしで6月29日から5日間、5 boroughの各所で不意打ち花火大会をしてくれたのでした。)
今年はイーストリバー5つのbargeを設置。川面に花火が映って華やか度倍増。エンパイヤステートビルからも盛大に打ち上げていて、今までにない素晴らしい規模の花火でした。
何よりも、去年との違い「あぁぁ~~、よくここまでNYが復活したなあ」とほんとうに涙が出ました。

今週は、「Tadasanaの足&脚で、すらっと伸びやかな脚に~!」です。
ヨガのTadasana (Mountain pose)は、いわゆる「気を付け!」のようなポーズですが、これがほんとうに難しい。standing poseは全て、このTadasanaの足&脚が土台です。

足:よくヨガでは「足の親指と小指と踵の3点でささえて立って下さい」と指示されますが、アイアンガーヨガの場合は踵も内側と外側を意識します。足の親指をくっつけて指は左右同じように開きます。親指の付け根と踵の内側を床に向かって押すことで土踏まずを引き上げます。土踏まずが上がるから脚が伸びます。

脚:わかりやすいのが膝小僧なので、アイアンガーヨガでは「Kneecaps up!」と教えられますが、これは太腿を引き上げるということです。イメージ的には、太腿の筋肉を太腿の骨にピタッと付けてそして骨ごと引き上げる感じ。長い太腿になります。膝はロックしませんし、後ろに押しません。(正確には締めて引き上げるので締める段階ではロックしていると言えますが、そこで終わらないということです。)
脹脛は踵に向かって長く伸ばすように下します。細長い脹脛にします。
ハムストリングは上に引き上げるので、その間にある膝裏が伸びて長い脚になります。

脚がすらっと伸びるようになってくると、背骨が伸びてきます。背骨が伸びるとお腹も縦に伸びて脂肪が付きにくくなります。背中も綺麗に伸びてきます。

前から私のヨガのクラスを受けてくれている人はご存じの通り、私の脚はO脚です。若い頃ミニスカートをはいてたら、母から「膝が出てO脚の脚にミニスカートは似合わへんなあ」と言われたことがあり、以来脚コンプレックス。2006年からアイアンガーヨガをやっていますが、なんと脚がだんだんまっすぐになってきているのです!脚がまっすぐになってきているわー!と、自覚し出した頃から腰の伸びが意識できるようになり、背中も伸びるようになり、腰痛も肩凝りも全くない日々。さすがにミニスカートをはきたいとは思いませんが、Tadasanaの足&脚になることで身体の不具合が改善されたことは間違いありません!
脚がすら~っと伸びることで、ベネフィットいっぱいです!!!

夫は映画大大大好きで、一応SAG-AFTRAのメンバーとして投票するのもあって、もちろん昨晩のアカデミー賞授賞式はマストイベント。付き合いだした頃、オスカーパーティなるものに一緒に行ったのはいいんですが、映画オタクのニューヨーカー達の話題にこれっぽっちもついていけなくて「明日仕事が早いから」と嘘ついて夫を置いてさっさと帰ってしまったという思い出もあり。昨日のオスカーは「えぇぇぇ~~っ?!?!」な終わり方に話題が集中していましたが、私は「My Octopus Teacher」が長編ドキュメンタリー部門で受賞したことが嬉しかったです。このドキュメンタリーは、Sea Change Projectの一つなんですが、自然から遠く離れたところで生活してしまっている私達は、このようなドキュメンタリーを定期的に観る必要ありだとremindしてくれた素晴らしいフィルムでした。

まず、5月のスケジュール変更とワークショップのお知らせから。

・5月15日(土)のゆっくりヨガ:30分遅く、4:30pm~5:30pmに時間変更です。

・5月19日(水)の全レベル(12:0:00~1:00pm):お休みです。ごめんなさい!

・5月29日(土)1:00~2:30pm:「腰痛防止ワークショップ」をやります。(全レベル)
*私がアイアンガーヨガにハマってしまったのは、何をやっても良くならず、15年以上苦しんだ腰痛がなくなったことが大きいです。側弯症で背骨は曲がったままですが、腰を支える側腹筋・後腹筋などの腹筋群、浅背筋・深背筋など背筋群や腱膜を正しく伸ばし、股関節や臀部の筋肉を柔軟にすることで、腰痛は全くなくなりました。同時に便秘や冷え性、生理痛が改善されました。太らなくなりました。それをみなさんにもシェアします。

そして、今週は「日常生活の全ての動きに影響する股関節を老化させない!」です。
まず、もうみなさんは股関節がどこにあるか知っていますね?
太腿の付け根の、大体目尻の下で、どちらかと言うとお尻に近いあたりで、太ももの骨と骨盤をつなぐ関節です。上半身と下半身をつないでいるので、股関節が上手く動かなくなってくると、上半身にも下半身にも影響が出てくるのです。
例えば腰痛。大体は腰の筋肉がかっちかちになって、腸骨と仙骨をつなぐ仙腸関節が動かなくなってしまって起こるようですが、その大元は股関節。
股関節の可動域が狭くなると歩き方や立ち方にも影響し、膝や足首、足底の痛みとなって生じます。
ゴルフのスイングは腰の柔軟性だと思っている人が多いようですが、股関節です。早く走れるのも股関節。ダンスで脚が上がるのも股関節。背骨がすっと伸びるのも股関節。
私は、Parivrtta Parsvakonasanaというポーズで右側に捻る方は、まるで他人の身体か?!というくらいできないんですが、これも実は右の股関節の硬さだということが最近わかりました。
加齢によって筋肉が硬くなったりあるいは弱くなったりすることと、いわゆる欧米式のライフスタイル、歩かない生活で、股関節は、どんどん動きが悪くなっていきます。
特に日本人には変形性股関節症が多いそうです。原因の多くは先天性のもので、股関節の脱臼や発育不全などを起こしています。若いときには骨や筋肉が股関節をサポートしてくれているので、あまり影響は出ません。ところが中高年になって太ったり、骨密度が低下したり、筋肉量が減少するにつれ、股関節への負担が大きくなり、痛みが出て、変形性股関節症と診断されます。
悲しい例をたくさん出してしまいましたが、要は若い頃の筋力と柔軟性を保てばいいということなんです!
が、股関節も、自己流で好きな方向ばかりに動かしていてもいけないんですよ。私が頻繁に腰痛で朝起きれなくなっていた時だって、股関節は柔らかいと信じてましたからね。6方向に動くなんて知りませんでしたから。
2月21日の週に送ったニュースレターで股関節の動きを簡単に説明しています(HPには違う日にちで上がっています)ので、ご参考までにどうぞ。

肌寒い日が続いてヒーターを入れていたNYでしたが、今日は気持ちいい春のお天気になりました!朝から大洗濯をしてシーツを外に干して、そしてもう待てなくなって庭に植えるお花の買い出しに行ってきました。毎年庭にお花を植えるのは母の日まで待つんです。
去年の今頃のNY(というか私の住んでいるQueens)は救急車のサイレンが毎日24時間途絶えることがなかった状況だったので、お花の買い出しなんていうモードには全くならず、食べた野菜や果物の種を育てて家庭菜園になってました。
今年はカラフルなお花をたくさん買ってきて、今日1日がかりで全部植えましたよん~!

さて、今週は「片足でも立てる細長いしなやかな脚に~!」です。
日常生活で片足で立つことはまずないので、片足で立てるかどうか自分ではわからないでしょう。やってみて下さい。驚くほどできないと思います。(笑)
片足で立つためには安定しないといけないんですが、意外に筋肉モリモリの人は片足で10秒も立てない。片足を上げるので精いっぱい。いわゆる体幹は鍛えているのになぜ?でしょ。
方や、バレーリーナやダンサーは、片足で軽々とブレなく立ててます。立てるどころかそこからいろいろやりますもんね。
片足で立つには、バランスがないといけませんよね。二本足で立っている人間を支えているのは足ですが、足のどこに体重がかかっているか、これまた日常生活で意識しないでしょう。靴の踵はどちら側が減っていますか?右と左のどちらにいつも重心をかけていますか?
そして、片足で立つ時ってすごく集中します。でも集中すれば片足で立てるもんでもないんです。
私は片足で立つヨガのポーズがほーんとできませんでした。人より脚が長いからそりゃ安定感悪いし。できなくても当たり前じゃん、って長らーく思っていました。片足で立つポーズが安定してできるようになり出してから、気が付くとO脚の脚がマシになっていました。ヨガを始めた頃より脚は細くなってしまいましたが、安定して立てるようになってきているんですよ。
さあ、今週は、片足でも立てる細長いしなやかな脚にしていきましょう~!

NYは、一気に春になっています~!
もう死んだと思っていた植物から新しい葉がぐんぐん出てきてびっくり。生命力のすごさに感動~しています。

さて、今週は、「Padmasana (Lotus, 蓮華座)ができるように、骨盤底筋群を鍛え、内腿を引き締めていこう」です。
これが、Padmasanaです。
ヨガは、実は、この姿勢でずーっと瞑想できるためにポーズをやているようなもんなんです。そのくらいこのポーズは難しい。
日本人はできる人が多いんですが、アメリカ人にはもう限りなく遠い道のり。彼らの一番の難関は足首。小さい時から椅子の生活をしていると、バレエでも習わない限り足首を伸ばすことがないからでしょう。
そして股関節と膝の柔軟性。背骨がすっと上に向かって伸なせる体幹。
今週は、その前段階として、たるみやすい内腿を引き締め、骨盤底筋群を鍛えるようなポーズをいろいろとやっていきます。
骨盤底筋群は、骨盤の底にある筋肉群で、子宮や膀胱、直腸などの内臓を下から支えています。この筋肉群が緩むと、尿漏れや、骨盤臓器脱、便秘、姿勢のくずれ、ぽっこりおなかなど、望ましくない状態になってしまいます。

「年齢と共に身体は硬く動きにくくなってくる」ということは、みんな当たり前のように知っていることです。
そこで、「歳だからしょうがないか」と硬く動きにくくなるままにしておくか、あるいは、アイアンガーヨガをやるか。(笑)

クラスでも何度も言っていますが、関節回りの筋肉が柔軟に伸び縮みできるから、だから可動域が広がるのです。だから関節でしっかり曲げることができるのです。
特に今週は、「膝を正しく曲げる」ことをやっていきます。

アメリカで生活をしていると、床や畳の上に座ることってあまりしなくなりますよね。その生活様式が、股関節、膝、足首を硬くしてしまうのです。knee replacementは年間60万人!hip replacementも増え続けています。もちろん技術は進歩していますが、自分の膝関節と股関節に勝るものはありませんからね。

今日からもう3月ですよっ!
日が長くなってきました。
春先は昔から「木の芽時は具合が悪くなりやすい」と言われていますが、最も心身のバランスが不安定になりやすい時期だそうです。冬の間熱を発散させないよう硬くしまっていた骨格と筋肉が春と共に緩んできます。身体が緩んでくると気持ちも緩んで軽くなってきます。ところが身体に硬いところがあると緩まずにそこでエネルギーが停滞してしまいます。人間誰しも身体の硬いところがあるので、うまく身体が緩まずに体調を壊しがちになる、と整体の先生の本にありました。(片山洋次郎著「整体。共鳴から始まる」}
でも逆に不安定だからこそ、バランスを取ろうとするエネルギーも一番大きくなります。
春に向けて、身体も心も伸び伸びさせていきましょう~!

今週は、「前屈で脚をしなやかに伸ばそう!」です。

先週は、股関節まわりにスペースを作ることを意識して、股関節の可動域が広がるようなポーズをしました。
股関節周りには、胴体とお尻、そして脚にある20以上の筋肉が集結しています。だから股関節が硬いと腰痛になったり膝が痛くなったり、太腿の付け根が痛くなったりするのです。どの関節もそうですが、股関節も股関節周りの筋肉が伸びないから、股関節で曲がらない=硬いのです。

実は前屈も股関節にとても関連があります。
前屈は股関節で曲げるんです。
股関節で綺麗に曲がるということは、脚も伸びているということなんです。
これを知った時はかなり衝撃でした。
前屈すればするほど脚が伸びる!
脚が伸びれば背骨も気持ちよく伸びてきます。
背骨が伸びるといいこと満載です。
何よりも気持ちも伸びやかに軽くなって明るくなりますよ!

*毎週日曜日から新しいテーマでクラスをやっています。日曜日に受ける人はテーマがわからずに受けてもらっていますので、このヨガメールで「そうか!」と思ってまたクラスを’受けて確めてみるのもいいですよ。

この冬のNYは雪が多くて、「また降ってる~!」なんですが、外にでないので影響なし、というのがなんだか不思議な感じ。マンハッタンの教室は足元が危ない時はクラスをキャンセルしていましたが、プライベートレッスンは公共の交通機関が動いている限りは教えていたので、去年までは雪の朝、寒い中バスを待ってさらにメトロノース(電車)に乗って郊外に教えに行ってました。行きはよいよい、だったんですが、帰る頃になってむっちゃ雪が積もってもう家に辿り着けないんじゃないかという事態になって、夫を心配させたことが何度かありました・・・。
さて、今週は「股関節の可動域を広げて若々しい動きに!」

「股関節」はよく耳にすると思いますが、さてどこにあるか知っていますか?
今週は毎クラス必ず股関節の位置を確認して、そこにスペースをつくるようにヨガのポーズをやっていきます。

股関節は骨盤と大腿骨頭をつなぐ関節です、
股関節周りにはなんと20以上の筋肉があるのです!
もうびっくりでしょう。
その20以上の筋肉が上手く動くから、脚が屈曲・伸展、外転・内転、外旋・内旋の6つの動作ができるのです。

ヨガのポーズは、屈曲・伸展、外転・内転、外旋・内旋の6つの動作を全てやります。
ある一つの動きだけピックして、股関節が硬いとか柔らかいとか言いますが、6動作全てスムーズにできて初めて股関節が柔軟と言えるのです。
「足腰」と言いますが、その動きの要となる股関節を柔軟にしていくことが、動きをスムーズにすることにつながります。

股関節のところにはリンパ節もあります。リンパ腺というのは血液と違って心臓のようなポンプ機能がないので、リンパ腺の流れをスムーズにするには筋肉を動かすしかないのです。
リンパ腺は、リンパ液に入り込んだ細菌やウイルス、がん細胞などの異物をせき止めて排除し、外敵から体を守る働きがありますからね。スムーズにしておかないと。

今週も、元気にヨガ、やっていきましょう~!