レイバーデーウイークエンドはいかがお過ごしでしたか?
USオープンテニスを見ているんですが、まー、もー、すごいっ!!!
すごいっ!!!としか言いようがないスタミナ!
ほんと一番過酷なスポーツじゃないかと思うくらい。スタミナだけじゃなくて相手との駆け引きもあるし。
大坂なおみを破ったのが、18歳のカナダのLeylah Fernandezというのもびっくり。大坂なおみだってまだ23歳なのに。
でね、年齢と共に諦めないといけないスポーツが多い中、ヨガはずっと深まり続けるからすごいと思いません?

今週は、「Standing Poseで足腰をしなやかに鍛えて、元気に活動的な毎日を送る!」
「鍛える」というと頑丈にする、というイメージがあるんですが、ヨガは、「しなやかに」鍛えます。強く揺るがない下半身ではなく、軽やかに動ける下半身です。「よっこいしょ」の重い下半身ではなく、さっとスムーズに動ける下半身です。
特にこのパンデミックで気付いたら動きにくくなっていませんか?
動きにくい=安定している、と勘違いしないように。
動きにくい人が動くと転んでしまうことが多いですね。安定していないからです。
動きにくくなると、どんどん動くのが億劫になってきます。そうするともちろん体重も増えるでしょう。何をするのも面倒になってくるでしょう。諦めることが多くなってきます。やる前から「どうぜ私には無理」となっていきます。
何も毎日朝からスケジュールいっぱいに詰め込め、と言っているわけではありません。
活動的であるということは、physicallyにもmentallyにも軽やかで柔軟に動けることです。
まずヨガで足腰を鍛えphysicallyに活動的にしていきましょう。
そうすると心も軽くしなやかになります。
これは私の経験ではなく、ヨガの5千年の歴史が証明していることです。

ちなみに上の写真はViravhadrasana II (Warrior 2)のポーズです。
ただ足を開いて片方の膝を曲げるだけのことなのに難しい。
左のIyenger師と右の写真と比べてみて下さい。もちろん、なかなかiyengar師のようにはできないもんですが、しなやかで安定した下半身にするために最適のポーズです。

去年の私のVira II….

あーあ、8月も終わりですね。つうことは、結局どこにも旅行もせず、もう夏も終わりかあ。なーんて呑気なことを思えるのも、健康であるから。

私は40歳を過ぎてからアイアンガーヨガにハマりました。
日本で一緒に働いていた元同僚が私がヨガを教えて「健康になりましょー!」と言いまくっているのを見て「芦生(私の旧姓)と言えばタバコとバーボンだったのにねー」としみじみ。その頃の私はいかにも頑丈そうな身体をしていたんですが、よく体調を崩してユンケル飲みながら仕事していたし、腰痛で週1,2回は必ずマッサージに行ってました。マッサージも必ず男性にやってもらわないと効かなかったくらいカッチカチの身体でした。よく働いたし、よく食べたし、よく飲んだし、よく喋って、よく遊んだ!スケジュール帳は常に真っ黒に埋まってました。

今は、まあNYにいるということもありますが、「細い」と言われます。頑丈な体型が長かったせいで自分としてはまだそのイメージのままなんですが、頑丈な体つきの時よりはるかに健康です。2006年からヨガを教えていますが、体調が悪くてクラスを前日にドタキャンしたことは1回だけ。(旅行や天候不順、自分がワークショップを受けるためにクラスをお休みしたり変更したりしたことはあります。)

ヨガで健康になった!と言えるんですが、何が変わったかというと、自分の身体の具合に敏感になったとも言えます。もっと言うと、身体に悪いことは嫌いになったということです。太らなくなったのもその一つ。いまだについつい食べ過ぎてしまうんですが、食べ過ぎた後はもちろん身体が重い。その重さが嫌。さらに食べ過ぎた翌日はヨガがやりにくい。それはもっと嫌。だから食べ過ぎないようになったこともあり、太らなくなりました。

今週は、「夏の終わりのRestorativeで、身体とアタマと心の疲れを取りましょう!」
Restortiveのクラスで是非みなさんに意識して欲しいことは、意識を自分の身体に向ける、ということです。

アイアンガーヨガは、基本的に同じポーズを2回やります。1回目やって、何か追加のインストラクション(correction)が入って、2回目やる時に、1回目との違いを「感じる」ためです。この「感じる」ということがとても大事なのです。

頑丈な体型だった若い時は、自分の身体を「感じる」なんてことはありませんでした。まあ腰痛で痛さは常に感じていましたが。それも「なんでこんなにしょっちゅう腰痛になるのよっ!」と自分の身体に文句言っていたくらい、意識は常に外に向いていました。
何かを「やる」ことばっかり考えてました。

Restorativeのクラスは、一つのポーズをゆっくりやります。ポーズによっては5~10分そのままになっています。これは、歯を食いしばって耐えろ、ということではないんです。
じっくりやりやすいようにプロップを使い、自分の身体の変化を見ていくためなのです。
そこで、「やらない」=余分な力を入れない、ということを学ぶためです。

「やらない」「やめる」「手放す」
これを知った時は衝撃でした。ヨガのアサナ(ポーズ)が深まり、身体が凝らなくなりました。余分な力が抜けていったからです。
これは他のどんな運動にも言えることです。力を入れることや使うことばかりに意識が行くし、その方が教えやすいし学びやすい。でも力を抜けるから、力が入るのです。使わないから必要なところだけ思い切り使えるのです。

さあ、今週のRestorativeのクラスを受けて、9月からまた、もっと元気に明るく幸せにやっていきましょう!

なーんか夕焼けが秋っぽくなってきているNYです~

もう夏も終わるし、週2回通ったプールも間もなく終わり。
9月に西海岸に行こうと思っていたんですが、コロナウイルスの感染状況を考え断念しました。残念無念~~~!!!
さて、今週は「先週鍛えたお腹を、捻って絞って内臓を元気にして夏バテしない!」
ひぇぇぇ~っ、またお腹!!!と思っているかもしれせんが、先週のニュースレターでも書いたように、お腹の筋肉もカッチカチじゃなくて、伸びる筋肉にしないと内臓が伸びません。自分の腹筋が伸びる筋肉かどうか一番よくわかるのが、捻れるかどうか。さらに捻ってみてよくわかるのが、お腹に脂肪がついているかどうか。自分では自覚していないけど、捻りにくいのは背中がカチカチだから。あるいは背中にも脂肪がついているから。「ゆかりさん、そこまで言う?!」と、現実からもう目を背けたくなりますね。が、今週はお腹を捻って絞ることを意識してクラスをやってみて下さい。終わった後はいつもにも増して爽快感溢れます。
心臓と肺は、肋骨で守られて定位置から動かないようになっています。
生殖器や膀胱は、骨盤で守られて定位置からずれないようになっています。
それ以外の臓器は筋肉で支えられているんです。
お腹側の腹直筋、腹斜筋、腹横筋。背中側の脊柱起立筋、腰方形筋、広背筋など。それらの筋肉を柔軟に鍛えられるのが捻りのポーズなのです。

上のポーズはもうお馴染みのUtthita Trikonasanaです。白黒写真のB.K.S, Iyengar師は70歳の時だったようですが、横の女性の写真と比べてどうでしょう?まず足の開き具合が違いますが、注目して欲しいのはお腹。Iyengar師のお腹はほぼ正面を向いています。捻っているのです。

そして捻りは内臓のマッサージになって、内臓脂肪を燃焼させるにも効果があるそうです。
私はかなり食い意地が張っていて、お腹がすいてなくても美味しそうなものが目の前にあると躊躇なく口に入れてしまいます。なのでよく「食べ過ぎた~っ」となります。もう15年も前になりますが、アイアンガーヨガをやり始めてまず気付いたのが、身体がこの「食べ過ぎ」に敏感になったことです。食べ過ぎたら食事を抜かないと身体の不快感が気持ち悪くてしょうがないのです。だるくて、どよーんとして、ヨガをやっても思うように身体が動かないのがよくわかります。(それでもいまだに食べ過ぎる私ってどうよ?なんですけどね・・・)
食事を抜いて空腹になってきたところでヨガをやると、身体の中に溜まっていた余分なものが抜けていく感じがして、身体がまた正常に働き出したことを実感します。 それが一番よくわかるのが身体を捻るポーズの時なんです。
今週は、内臓を元気にするためにも、オンラインヨガを一緒にやっていきましょう~!

ちなみに幼少の頃からIyengar師から直接指導を受けたSenior TeacherのRayaくんもすごい脚の伸びとお腹の引き上がり方が半端ない!(教えている時に誰かが撮った写真なのでまだポーズの途中で完成形ではないです。)

2021年 8月 16日

今週は「先週引き上げたお腹を鍛える!」

今週のフォーカス

身体中どこの筋肉も大事ですが、腹筋は内臓を支えるために弛んでいてはいけません!(きっぱり!)が、弛んでいてはいけない=かっちかちの筋肉にしなければいけない、ではないのです。
私はストイックな人が好きで、最近は野球一途!の大谷翔平選手がお気に入りなんですが、ある日本のTV番組で、司会者が大谷選手の身体に触って「意外と硬くないんですねー!」とびっくりしていました。「あったり前じゃん!」と思いましたが、力を入れれば硬くなり、普段は余分な力がはいっていない状態になる筋肉が理想的なのです。普段から硬い筋肉というのはいざ力を入れようとしても入らない。緩めることができる筋肉だからここ一番の時に力が入るのです。
筋肉が硬い=血管も硬い=血流が悪いし、特に腹筋がかっちかちだとその中にある内臓も縮んだままになっています。伸び縮みのできる腹筋がアイアンガーヨガの目指す腹筋です。

上の写真のUrdhava Prasarita Padasanaは、今週はどのレベルでもやりますが、Iyengar師と比べてみて下さい。脚とお腹の伸びが顕著に違います。Iyengar師は両腕を頭の上に上げていますが、女性の方のこの脚の伸びでは、両腕を頭の上に上げると腹筋がプルプル震えるでしょうね。
counter movement(反対方向に引っ張る)を意識するのがアイアンガーヨガの大きな特徴でもあります。特に腹筋は縦に伸ばすようにします。お腹を縮めやすいポーズほど伸ばすように意識して下さい。
ちなみにこのポーズはクラスでは両脚を揃えて床に下げていきますが、本来は床から上げていくポーズなのです。そっちの方がはるかにキツイです。

その他にも、お腹に効くポーズをいろいろとやっていきますので、お楽しみに~!

もうお気付きでしょうが、先月から、B.K.S. Iyengar師のポーズの写真をニュースレターに載せています。「ポーズを見せるためにヨガをやっているのではなく、ポーズを通して自分の身体を知るためにやっています」とクラスでしょっちゅう言っていますが、だからと言って自分で「まあここまでポーズができればいいや」と決めないで欲しいからです、目指せ!Iyengar師のようなポーズ!!!
例えば上の写真にある、Urdhava Mukha Svanasana (Upward Facing Dog)の、Iyengar師とYoga Journalに載っていた写真を比べてみて下さい。ねっ、違うでしょ。
私が学んでいるIyengar Yogaは、先生の資格を取るとさらに厳しくなります。先日、ある生徒さんから「先生達のクラスってどうなんですか?もっと説明が長いんですか?短いんですか?」と聞かれました。大体説明なしで、ポーズの名前だけ言われてそれをやります。Iyengar Yogaは、原則同じポーズを2回やるんですが、「Yukari, I’ll spotlight you.」と言われた時には、「あー、明らかにやっていないところがあるのか(涙)」なのです。みんなが画面を見ている中で、私は同じポーズをやります。上の写真のUrdhava Mukha Svanasana (Upward Facing Dog)を例に取ると、明らかに女性の方はお尻が前に押せてないし、胸が天井向いていませんね。太腿も床からもっと上げないといけません。腕の外旋に至っては全くやっていないですね。教える方がこの女性の写真のようにポーズを見せると、生徒さんもこのポーズはそんなもんか、と無意識に刷り込まれてしまうわけです。生徒さんはポーズを見せるためにヨガをやっているわけではないですが、ポーズを深め続けていくのがIyengar Yogaなのです。深める、というのは綺麗に見せるというわけではなく、もっと筋肉を使う、そしてもっと身体の隅々が意識できるようになる、ということです。「自分の使いやすい筋肉だけを使ってポーズをやるのではなく、使いにくい筋肉も使ってポーズをする」ともしょっちゅう言っていますが、使いにくい筋肉が使えるようになってくると、何とも言えない快感、というか嬉しさ、気持ち良さ、達成感、満足感、なーんか幸せ、ってな感じになります。Savasanaの気持ちいいこと!
これを繰り返していくと、アタマも心も幸せになってきます。
そのために、教える方はできるだけ、B.K.S. Iyengar師に近付けるように日々努力しているというわけです。が、私が画面で見せるポーズより、B.K.S. Iyenar師のポーズを刷り込んで欲しいので、その週のテーマに沿った写真を載せることにしました。
さて、今週は「胸が引き上がるとお腹も締まるし、気分も上がる!」
先週は、Urdhava Dhanurasana (Upward Bow Pose)を目指しました。どこが伸びましたか?どこが開きましたか?
胸が開いた人が多かったと思います。
胸が開くと澱のようにたまっていたネガティブな感情が出ていきます。
私はアイアンガーの査定テストに落ちた時、号泣しました。絶対落ちたくないからすごく勉強し、準備し、試験会場であったヒューストンにも2日前に入り、万全の体制で臨んだのに落ちたからです。しばらくヨガもやる気にならず。やっぱここまで歳とってから試験に落ちると打撃も大きい。別に人生が変わるわけでもないし、と思っても、ひたすら落ち込む日々。で、ようやくヨガがやりたくなって受けたクラスでこのUrdhava Dhanurasanaをしたら、涙が勝手に目から溢れて止まらなくなりました。泣きながら何度も何度もこのポーズをやったことを覚えています。クラスの後のSavasanaは完全に別世界に行ってましたね。その後はさっぱり!スッキリ!ヨガ、すごいわー!
自分の気持ちや感情をコントロールするのは難しい。でも身体は自分の意識でヨガをやっていくとコントロールできるようになっていきます。胸が上がると、気分の上がるのです!
ついでの副産物で、胸につられてお腹が引き上がり、引き締まるわけです。

まあ言うのは簡単ですが、「胸を上げる」のはかなり難しい。上げているつもりで全然上がっていなかった、というのが私の今までの経験。最近ようやく、「おっ、胸が上がると言うのはこういうことか!」と意識できるようになりました。そうすると全てのポーズが気持ちいい。全てのポーズで胸を開き続けられるからです。だから写真のIyengar師くらい胸が明らかに上がるようになると、どれだけ気持ちいいんだろう?と思います。

胸を上げるのは、胸だけ意識すればいいというものではない、ということを今週は学んで下さい。胸を上げるには、まず肩甲骨。そしてお腹、お尻、脚。最後に腕、という感じです。全身を使います。
Savasanaの後はポジティブなエネルギーでいっぱいになりますよ!

Iyengar Yoga のバイブル「Light on Yoga」
この本にあるポーズの写真を目指して、CIYT(Certified Iyengar Yoga Teacher)達は日々努力してまーす!

8月です!!!
私は、ますます日に焼けて、今日本に帰ったら絶対に日本人に見えないなー。
この夏はできるだけ週2回は近くの公園(Astproa Park)のプールで泳ぐようにしてます。オリンピックサイズのプールがあるんですが、公営のプール=汚い、と、夫が毎夏せっせと通うのに目もくれていませんでした。2000年からAstoriaに住んでもう21年にもなるのに1回も行っていなかったです。が、パンデミックになって、これからの人生「やるかどうか迷ったら、やる!」ことにした私は、「水清ければ魚棲まずだしな」(←違う意味ですが、汚いいところでも病気にならないくらい強くならないと、と思ったわけです)と、泳ぎに行ったら、なんと気持ちいい~!!!
もともと泳ぐのが大好きで、大学時代はスキューバーダイビングもやってたし、東京で働いていた時は、朝7時から開いている中野のスポーツクラブのプールで、毎朝泳いでから出勤していたし、NYに来てからも会社の帰りにYMCAで泳いでました。が、YMCAのプールの塩素の強さに健康にいいんだか悪いんだか、と思うようになり、その頃からヨガにハマり出して泳ぐことから遠のいてました。
まず久しぶりに泳いだら、片道50m泳いだら息が切れて、休まないといけない自分にびっくり。そして初日は、なんと胸筋が筋肉痛になりました。ヨガのクラスで、しょっちゅう先生から、「ゆかり、もっと胸上げて!」と言われまくっていたんですが、奇しくも水泳でもそれが証明されてしまった感じでした・・・。

さて、2週間続けて股関節を意識した後は、やっぱこれでしょう。
今週は「柔軟になった股関節だから腰を痛めずバックベンド(Urdhva Dhanurasana) ができる!」
 

6月にもバックベンド (Urdhva Dhanurasana)をしましたが、その時は、背中を伸ばすことを意識した後でした。バックベンドは写真で見てもわかるように身体の前側(胸側)が伸びます。で、何も考えずにやると後側(背中側)が縮むし、一番縮みやすいのがちょうど腰の部分なので、腰痛になったりするわけです。
アイアンガー師の写真(白黒の方)を見て下さい。脚の後側も綺麗に伸びていますね。ということは、背中側も伸びているということです。脚の後ろ側と背中は繋がっています。Urdhave Dhanurasanaまでやらなくても、例えば、Setubandhasanaという後ろに反るポーズでも踵の後ろ側でしっかりヨガマットを押すようにすると腰を縮めません。逆に言うと、腰が縮みやすいポーズだからこを腰を伸ばそうとしないといけないし、伸びにくいところを伸ばすから柔軟な筋肉がつくのです。
なので、もちろん背中側も意識しますが、今週は前側(胸側)ももっと意識して下さい。散々やりましたが股関節(太ももの付け根の部分)にスペースができるくらい、脚と胸をお互いに離すようにします。
そして胸!
上の写真を見比べて下さい。とても同じポーズとは思えない!この違いは太腿の付け根の伸びと、胸!アイアンガー師の胸はもう垂直に近い。まずは肩甲骨の柔軟性。立った時に胸を引き上げられるというのは腹筋も要りますが、股関節が伸びているからこそ、なんです。そして肩甲骨の柔軟性。腕が耳の後ろに行ける肩甲骨と背中の柔軟性。さらに肩甲骨で後ろから胸を顎の方に押し上げられること。だから腕が垂直に床を押せるのです。もちろん手首の柔軟性がないと、手の平を逆手にできません。さらに脇の下が綺麗に伸び、体側も伸びています。最後に足。踵で床を押せて脚が伸びているから、胸を押し上げることができるのです。
そこでまた私の水泳の話に戻るんですが、腰痛歴が長かった私は、バックベンド=腰を痛めるというトラウマがまだあって、すっごく足を使ってやっていました。で、水泳でいかに胸を使っていなかったかがわかり、胸を意識するようになったら、先生達が言っていたことは「これか!!!」とまた大発見でした。
今週は伸びた股関節で胸を意識しながら、身体を反っていきます。日常生活で身体を反る、という動作はまずしません。でも背骨は反るようにもできているのです。使わない機能はどんどん使えなくなる、ということはどんどん背中が丸まってくるということです。背中が丸まって健康であればいいんですが、背中が丸まるだけで、まず内臓の機能が低下する。呼吸が浅くなる。新陳代謝が落ちる。背中や肩、首が凝ってくる。疲れやすい。老化まっしぐらです。背中が反れるということは、若さの証拠です!

ちなみに、Urdhava Dhanurasana II は、こんな風にやります。もう体操選手の域ですわ・・・。

Astoria Parkのプール♥

Parsvottanasana (Intense Side Stretch Pose)の写真の白黒の方がB.K.S.Iyengar師で、カラーの方が「Yoga Journal」という雑誌に載っていたものです。両手を床についた方がもちろん簡単なんですが、脚を見て下さい。前に出ている方の脚が右と左で違いますが、まず脚、特に膝裏の伸びが違いますね。前足と後足の位置関係、足指の向き、(ちょっと見にくいですが)左右の’お尻の高さ、を比べてみて下さい。ちなみに、「Yoga Journal」は老舗のヨガ雑誌で、かなりまともなんですが、このポーズの写真に関しては「どうしちゃったの???」とびっくりです。
Parsvottanasana (Intense Side Stretch Pose)は、こうなってまーす。

股関節は下のイラストのように、6方向に動きます。この6方向全部スムーズに動いて初めて、「股関節が柔軟」と言えるのです。

 
さて、今週どのレベルでもやる予定のParsvottanasana (Intense Side Stretch Pose)は、この股関節のどの動きでしょうか?なんと内旋なのです。後ろの脚をいかに内旋するか、なのです。内旋と内股とは違いますからね。内旋は太腿の付け根=股関節から太ももを内側に太腿の骨を軸に回転することです。内股は足首から足を内側に入れることです。外旋はその逆。
先週はかなり股関節の伸展と屈曲をやりましたので、今週はこの内旋と外旋、そして内転と外転をやっていきます。外転は身体の中心から脚を外に開くことです。内転はその反対。伸展は股関節を伸ばすように脚を後ろにやることで、屈曲は股関節で曲げることです。
歩き方も股関節に大きく関係しています。颯爽と歩けるのは股関節が柔軟だから。速く走れるのも然り。開脚や前屈も股関節です。股関節が硬いと動きがどうも年寄臭くなってしまうのです。バイデン大統領の歩き方を見て、いつも「ああ、股関節を柔軟にするヨガのポーズを教えたい!」と思います。
 

2021年 7月 19日

今週は、「股関節が柔軟になるポーズ特集!」

今週のフォーカス

まさかこのポーズはやらないですが(教えれん!)、今週はこれでーす。
左がB.K.S. Iyengar師、右が我らがNYのSenior Teacher、Carrie Owerko。
Carrieも元ダンサーで身体は柔軟極まりないんですが、このEka Pada Rajakapotasana II (One leg king pigeon pose) を見ると、アイアンガー師の関節の柔らかさにはもう言葉がない。特に股関節がすごいわー!

今週は、「股関節が柔軟になるポーズ特集!」
股関節は、上半身と下半身をつないでいる関節です。股関節が硬くなってくると
・背中が丸くなる
・内臓が落ちて下腹が出て来る
・便秘がちになる
・太りやすくなる
・脚がむくむ
・冷え性になる
・腰が痛くなる
・膝が痛くなる
・転びやすくなる
・颯爽とした歩き方ができなくなる
・機敏に動きにくくなる

逆に股関節が柔軟になってくると、この長~~いリストが全部改善されてきます!
すごくないですか?!

日常生活で、肩が凝ったなあ、とか背中が張っているなあ、という自覚症状はありますが、「あー、股関節が硬いわー」とは感じないですよね。大体股関節がどこにあるのか知らない人も多いし。ヨガのいろんなポーズをやってみて、「へっ?何でできないの?!」という理由が股関節の硬さ、ということが多々あります。

では、なーんで股関節が硬くなるのかと言うと、使っていないから。そしてもちろん加齢&老化。使っていないとこの老化がさらに促進されますからね。
「ああ、私開脚結構できるから大丈夫」ではないんですよ。股関節で脚が6つの動きをします。

屈曲(Flexion)
伸展(Extension)
外転(Abduction)
内転(Adduction)
外旋(External Rotation)
内旋(Internal Rotation)

なーんとヨガはこの動き全部をします!

ちなみに私はかつて、股関節が硬いとこうなるよ、の上のリスト全部該当してました。今はほぼ全部改善されています。腰痛も肩凝りもなし。腰痛をかかえながら出張しまくっていた若い頃の自分にアイアンガーヨガを教えてあげたかったー!
そして、上の写真のCarrie Owerkoやアイガンガー師の身体の状態とは、どんな気持ちのいい状態なんだろう?と思います。
今週は、股関節を柔軟にするポーズをいろいろやっていきます。クラスの前と後の自分の身体の変化を比べてみて下さい。
そして、身体が改善してくると、精神状態も改善します。

2021年 7月 12日

今週は、「軽やかな動きになる脚!」

今週のフォーカス

軽やかな動きができていますか?
椅子からさっと立ち上がれますか?
軽やかな動きができる人とできない人の違いというのは何でしょう?

日本にいた時はそう気にならなかったんですが、アメリカに住み出して実家に帰ると、母の「よっこらしょ」「よいしょ」という言葉がよく耳について、母も歳取ったなあ、と思うようになったのです。私の母は健康オタクで、私が中学校の頃からもう無農薬野菜と無添加の食品をゲットするために東奔西走していた人です。(ちなみに私は母に隠れて学校の帰りにマクドナルドやミスタードーナツに毎日のように行ってました。)
そのお陰で、82歳の現在も、母は全く薬を服用していません。
が、しかーし、運動を始めるのが遅かった。
一人娘の箱入り娘だった母は、身体が弱かったこともあって若い頃は運動ゼロ。お茶やお花をやっていたので姿勢はよかったのかもしれませんが、ハイキングと「体操」を始め出したのが60代になってから。その頃から実家に帰る度に健康器具が増えていっていました。だからね、頑張っていたんでしょう。筋肉もついてきていたと思います。
なのに、最近「脊椎管狭窄症と診断された」と電話の向こうでしゅんとしてました。
膝も時々痛むようです。「歳だからしょうがないか」と言っていましたが、
「いやいや、今からでも改善するよ!」と、電話でヨガの簡単なポーズを教える私。

加齢で身体がは硬くなります。ちなみに赤ちゃんは全員身体が柔らかいです。「生まれつき身体が硬い」と言ってのける人がいますが、それはまずない。
身体が硬いと、軽やかな動きができにくくなりますね。
身体が硬い、ってどうことでしょう?
「筋肉が硬いってことなんじゃないの?」
そうです。
では筋肉が硬いとどうして軽やかに動けなくなるんでしょうか?
答えは、今週のヨガのクラスを受けて下さい!
なーんて。
答は「関節」
関節が動きにくくなるから、です。

関節がスムーズに動けば俊敏な動作ができます。軽やかに動けます。特に脚。
今週は、先週しっかり伸ばした脚が、軽やかな動きになるようにしていきます。
足首、膝、股関節、この3つの関節が使えて、軽やかな動きになります。

独立記念日のJuly 4thはいかがお過ごしでしたか?
NYはMacy’sの花火が完全復活!(去年は人が集まるのを防止するために事前告知なしで6月29日から5日間、5 boroughの各所で不意打ち花火大会をしてくれたのでした。)
今年はイーストリバー5つのbargeを設置。川面に花火が映って華やか度倍増。エンパイヤステートビルからも盛大に打ち上げていて、今までにない素晴らしい規模の花火でした。
何よりも、去年との違い「あぁぁ~~、よくここまでNYが復活したなあ」とほんとうに涙が出ました。

今週は、「Tadasanaの足&脚で、すらっと伸びやかな脚に~!」です。
ヨガのTadasana (Mountain pose)は、いわゆる「気を付け!」のようなポーズですが、これがほんとうに難しい。standing poseは全て、このTadasanaの足&脚が土台です。

足:よくヨガでは「足の親指と小指と踵の3点でささえて立って下さい」と指示されますが、アイアンガーヨガの場合は踵も内側と外側を意識します。足の親指をくっつけて指は左右同じように開きます。親指の付け根と踵の内側を床に向かって押すことで土踏まずを引き上げます。土踏まずが上がるから脚が伸びます。

脚:わかりやすいのが膝小僧なので、アイアンガーヨガでは「Kneecaps up!」と教えられますが、これは太腿を引き上げるということです。イメージ的には、太腿の筋肉を太腿の骨にピタッと付けてそして骨ごと引き上げる感じ。長い太腿になります。膝はロックしませんし、後ろに押しません。(正確には締めて引き上げるので締める段階ではロックしていると言えますが、そこで終わらないということです。)
脹脛は踵に向かって長く伸ばすように下します。細長い脹脛にします。
ハムストリングは上に引き上げるので、その間にある膝裏が伸びて長い脚になります。

脚がすらっと伸びるようになってくると、背骨が伸びてきます。背骨が伸びるとお腹も縦に伸びて脂肪が付きにくくなります。背中も綺麗に伸びてきます。

前から私のヨガのクラスを受けてくれている人はご存じの通り、私の脚はO脚です。若い頃ミニスカートをはいてたら、母から「膝が出てO脚の脚にミニスカートは似合わへんなあ」と言われたことがあり、以来脚コンプレックス。2006年からアイアンガーヨガをやっていますが、なんと脚がだんだんまっすぐになってきているのです!脚がまっすぐになってきているわー!と、自覚し出した頃から腰の伸びが意識できるようになり、背中も伸びるようになり、腰痛も肩凝りも全くない日々。さすがにミニスカートをはきたいとは思いませんが、Tadasanaの足&脚になることで身体の不具合が改善されたことは間違いありません!
脚がすら~っと伸びることで、ベネフィットいっぱいです!!!