身体中どこの筋肉も大事ですが、腹筋は内臓を支えるために弛んでいてはいけません!(きっぱり!)が、弛んでいてはいけない=かっちかちの筋肉にしなければいけない、ではないのです。
私はストイックな人が好きで、最近は野球一途!の大谷翔平選手がお気に入りなんですが、ある日本のTV番組で、司会者が大谷選手の身体に触って「意外と硬くないんですねー!」とびっくりしていました。「あったり前じゃん!」と思いましたが、力を入れれば硬くなり、普段は余分な力がはいっていない状態になる筋肉が理想的なのです。普段から硬い筋肉というのはいざ力を入れようとしても入らない。緩めることができる筋肉だからここ一番の時に力が入るのです。
筋肉が硬い=血管も硬い=血流が悪いし、特に腹筋がかっちかちだとその中にある内臓も縮んだままになっています。伸び縮みのできる腹筋がアイアンガーヨガの目指す腹筋です。
上の写真のUrdhava Prasarita Padasanaは、今週はどのレベルでもやりますが、Iyengar師と比べてみて下さい。脚とお腹の伸びが顕著に違います。Iyengar師は両腕を頭の上に上げていますが、女性の方のこの脚の伸びでは、両腕を頭の上に上げると腹筋がプルプル震えるでしょうね。
counter movement(反対方向に引っ張る)を意識するのがアイアンガーヨガの大きな特徴でもあります。特に腹筋は縦に伸ばすようにします。お腹を縮めやすいポーズほど伸ばすように意識して下さい。
ちなみにこのポーズはクラスでは両脚を揃えて床に下げていきますが、本来は床から上げていくポーズなのです。そっちの方がはるかにキツイです。
その他にも、お腹に効くポーズをいろいろとやっていきますので、お楽しみに~!