私はNYのManhattanからEast Riverを挟んだ向こう側にある、QueensのAstoriaというところに住んでいます。毎日のように地下鉄でManhattanに行っていた生活から、パンデミックになって一転。朝、夫とAstoria Parkを散歩して川向うのManhattanのスカイラインを見ながら「いつまた行けるんだろう」と、Manhattanがすごく遠かったです。
あたり前のことが、あたり前でなくなる、ということを身をもって経験したこのパンデミック。健康もそうです。
どこか具合が悪くなって初めて、健康のありがたさを思いますね。
隣の隣に住んでる義妹は私より一つ年上。まあ同じ年代です。overweightで去年人工膝関節の手術をしました。今年もう一方の膝もするそうです。犬(小型犬)を飼っているのでこの辺りをよく散歩していて、庭仕事をしていたりすると彼女と会うわけです。で、「How are you?」と聞くと必ず、「I’m OK.」の後、身体の不調を訴えるのです。何をどうアドバイスしても、できない理由を100万個並べて、全く何も健康にいいことをやらない人なので、「Oh…I’m so sorry to hear that.」と言って、さっさと違うトピックに移るようにしています。なんかね、いつもやるせなーい気持ちになるのです。彼女は体調が良くないのがあたり前の状態で、もう健康な状態がどんなに素晴らしいかということすらわからないのかもしれません。すっごく人生もったいない気がしますが、まあ私の人生ではないからなあ、と割り切って付き合っています。
みなさんは、今週も元気にヨガをやって、溌溂と毎日過ごして行きましょうね!
で、今週は、「床に座ってねじりのポーズをやることで、体幹筋を整える!」
先週は、亀の甲羅のような背中とカメ首から脱出したので、今週はさらにその体幹筋を整えます。(体幹筋についてはこちら。)
まず、床に綺麗な姿勢で座れる=体幹筋が整っているということです
日本には、神道・仏道・修験道、政道、歌道、香道、武道(剣道・柔道・角道〈相撲道〉・合気道など)、書道、華道、茶道、芸道、画道など、「道」のつく言葉がたくさんありますが、いずれも姿勢、特に座る姿勢を厳しく教えられるようです。姿勢が整ってくると、精神も整ってくる、ということで、その道への気構えができるということでしょうか。小さい頃は、私は姿勢が悪いと、母に30cm物差しを背中に突っ込まれて、「背骨ちゃんと伸ばして!」とよく言われました。昭和~~~っ!今から思うと、小学生の時、よくもまあずーと正座してお習字を習っていたもんです。
そんな毎日の習慣で自然と体幹筋が整っていた日本の生活だったのに、今は椅子にだら~とだらしなくもたれても、誰も何も言いませんし、自分も気にしなくなっているでしょう。
だから床の上に綺麗に座れなくなっています。
そして今週は床の上に正しく座るだけではなく、捻ります。逆に言うと、正しく座らないで捻っても効果半減。
正しく座りながら捻ると、背中とお腹がきれいに締まってきます。内臓のマッサージになって元気が出てきます。立っている姿勢も美しくなってきます。