あーあ、8月も終わりですね。つうことは、結局どこにも旅行もせず、もう夏も終わりかあ。なーんて呑気なことを思えるのも、健康であるから。
私は40歳を過ぎてからアイアンガーヨガにハマりました。
日本で一緒に働いていた元同僚が私がヨガを教えて「健康になりましょー!」と言いまくっているのを見て「芦生(私の旧姓)と言えばタバコとバーボンだったのにねー」としみじみ。その頃の私はいかにも頑丈そうな身体をしていたんですが、よく体調を崩してユンケル飲みながら仕事していたし、腰痛で週1,2回は必ずマッサージに行ってました。マッサージも必ず男性にやってもらわないと効かなかったくらいカッチカチの身体でした。よく働いたし、よく食べたし、よく飲んだし、よく喋って、よく遊んだ!スケジュール帳は常に真っ黒に埋まってました。
今は、まあNYにいるということもありますが、「細い」と言われます。頑丈な体型が長かったせいで自分としてはまだそのイメージのままなんですが、頑丈な体つきの時よりはるかに健康です。2006年からヨガを教えていますが、体調が悪くてクラスを前日にドタキャンしたことは1回だけ。(旅行や天候不順、自分がワークショップを受けるためにクラスをお休みしたり変更したりしたことはあります。)
ヨガで健康になった!と言えるんですが、何が変わったかというと、自分の身体の具合に敏感になったとも言えます。もっと言うと、身体に悪いことは嫌いになったということです。太らなくなったのもその一つ。いまだについつい食べ過ぎてしまうんですが、食べ過ぎた後はもちろん身体が重い。その重さが嫌。さらに食べ過ぎた翌日はヨガがやりにくい。それはもっと嫌。だから食べ過ぎないようになったこともあり、太らなくなりました。
今週は、「夏の終わりのRestorativeで、身体とアタマと心の疲れを取りましょう!」
Restortiveのクラスで是非みなさんに意識して欲しいことは、意識を自分の身体に向ける、ということです。
アイアンガーヨガは、基本的に同じポーズを2回やります。1回目やって、何か追加のインストラクション(correction)が入って、2回目やる時に、1回目との違いを「感じる」ためです。この「感じる」ということがとても大事なのです。
頑丈な体型だった若い時は、自分の身体を「感じる」なんてことはありませんでした。まあ腰痛で痛さは常に感じていましたが。それも「なんでこんなにしょっちゅう腰痛になるのよっ!」と自分の身体に文句言っていたくらい、意識は常に外に向いていました。
何かを「やる」ことばっかり考えてました。
Restorativeのクラスは、一つのポーズをゆっくりやります。ポーズによっては5~10分そのままになっています。これは、歯を食いしばって耐えろ、ということではないんです。
じっくりやりやすいようにプロップを使い、自分の身体の変化を見ていくためなのです。
そこで、「やらない」=余分な力を入れない、ということを学ぶためです。
「やらない」「やめる」「手放す」
これを知った時は衝撃でした。ヨガのアサナ(ポーズ)が深まり、身体が凝らなくなりました。余分な力が抜けていったからです。
これは他のどんな運動にも言えることです。力を入れることや使うことばかりに意識が行くし、その方が教えやすいし学びやすい。でも力を抜けるから、力が入るのです。使わないから必要なところだけ思い切り使えるのです。
さあ、今週のRestorativeのクラスを受けて、9月からまた、もっと元気に明るく幸せにやっていきましょう!
なーんか夕焼けが秋っぽくなってきているNYです~